外来手術

当院では局所麻酔の外来手術を中心におこなっております

「局所麻酔の外来手術」と書きますと「たいした手術じゃなさそうだから術後も楽で、すぐ日常生活ができるのだろう」と思われるかたがいらっしゃるかもしれませんが、術後いろいろな制限をする必要のある手術もあります。下記をご参照ください。患者さんにとって手術を受ける前は不安になるものです。不安を和らげるために通常の手術では「麻酔前投薬」といって「いわゆる安定剤」を用います。当院では手術後1時間程度様子を見、異常がなければご帰宅いただけるように原則として前投薬は致しておりません。もちろんご希望があれば安定剤を使用いたしますが、その際には付き添いの方をご同伴ください。帰り道にふらふらするおそれがありますし、またご自分で車を運転する事は出来ませんので。

もう一点ご留意いただきたいのは、耳鼻科の手術は「首から上」を扱う、すなわち他人から見やすい部分や、見えなくても聴く・嗅ぐ・喋る・飲み込むなど日常生活に不可欠な機能を扱う手術が多いということです。
耳や口・咽のなかは他人にはみえませんが、外来手術とは一時的に不自由な状態になっている訳ですし、また耳にガーゼや包帯をしているとか、鼻の形が腫れて見えたり、鼻の穴に綿球が入ってるなど、人に会うことが不都合な術後の外見になっていることもありうるとご承知ください。

※ホームページ開設当初、遠隔地からのご照会がありましたので事情をご説明いたしました。

入院について

平成15年4月1日より今治市医師会市民病院の一部が開放型ベッドとなりました。
当院も利用できるよう登録いたしましたので、今後は入院の必要な手術にも対応出来ます。

各手術の解説

術式 内容・特徴 利点
欠点
がま腫手術 舌の下の唾液のたまった水ぶくれを開放するか切除する。 開放だけなら術後痛みほとんどない。
舌下腺をともに切除することあり、この場合はしばらく痛い。
管内唾石摘出術 唾液の出る管の中に生じた石を除く。 出口近くのものなら術後ほとんど痛みなし。
 
高周波電気凝固術 これは上記のような個別の手術ではなく、手術に用いる器械手技のことです。
耳鼻科のいろいろな領域の手術に応用でき、安全で歴史も古いのですが、大学で研究されないので、今ひとつ普及してないようです。たとえば、アレルギー性鼻炎の鼻づまりにレーザー手術というとマスコミは飛びつきますが、昔からある器械で同様な効果を高周波であげてもほとんど扱われません。もっと評価されるべき方法と思います。

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鈴木耳鼻咽喉科 SUZUKI

〒794-0027 愛媛県今治市南大門町2丁目2の3(JR今治駅から徒歩約5分)

待ち時間の短縮を心がけております。
0898-23-0532